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2012年 10月 08日
今年も横浜でJazzの雨を浴びた。 横濱ジャズプロムナードだ。 あいにくの朝からの曇り空と雨で人通りは少なく、今年はどこも楽勝で入れるなと勝手に思い込んだ。だが、最初に行った開港記念会館でいきなり満員足止めを食らい、入るのに往生した。その後も関内小ホールや赤れんが倉庫1号館で同じ目にあった。 同好の酔狂がたくさんいることを知り、秘かに喜んだ。 実は前日、「秋田の怪人」Mw-faが久しぶりに来京したので、みんなで集まり、終電まで飲んだ。なので、出だしはすこぶる調子が悪かった。若手二人のピアノを梯子で聴いたが、全然乗れなかった。 その後、関内大ホールの宮間利之とニューハードを(全然期待せずに)覗いたら、なんとチック・コリアの「ラ・フィエスタ」を全員ノリノリで疾風怒濤の攻撃とばかりにぶっ飛ばしていた。一遍で目が覚めた。 カッコイイ!! やっぱりJazzはこうでなくっちゃ!! 私はビッグバンドは本当はあまり好きではないのだが、この卒寿(数えで90歳)を迎えた宮間利之率いるビッグバンドの若々しさと爽快さには完璧にノックアウトされた。 Jazzに歳は関係ないのだ。 それから、赤れんが倉庫で向井滋春5を聴いた。 目っけ物だったのは、初めて聴いた鈴木央紹のテナーで、線は少し細いが、金属的な音色は若い頃のコルトレーンとどこか似ている。テクニックは安定していて、マイケル・ブレッカー張り、と言えば少し褒め過ぎか。今度はワンホーンで聴いてみたいと思った。 その後、パスカル・シューマッハ4を聴きにいったが、一杯で入れなかった。 ロビーのモニターで演奏風景を見ていたら、隣に貼ってある避難経路図が気になった。 きちんと見たら、ステージ裏の楽屋やリハーサル室、搬入経路などの取り方やバランスが上手で、関内小ホールの設計者の頭の良さとセンスを感じた。 興味は無かったが、大ホールでやっているディキシーランドジャズを覗いてみた。 人がびっしりで驚いた。年配が多かったが、みんな手拍子でノリノリだった。 この他、18ヶ所の街角でアマチュアバンドの街角ライブがおこなわれていた。 また、ランドマークプラザとNHK横浜放送局ではプロの無料ライブもやっていた(横浜放送局で聴いた松井イチロー&ラ・ノーチェのラテンパーカッションはとてもよかった) こうした、老若男女を問わずいろんな人が入り易い間口の広さと、それをきちんとバックアップする運営体制が、このジャズ祭が20年続いた、そして日本最大級のジャズ・フェスティバルに育った大きな要因だろう。 また、Jazzを聴きながら横浜のまち歩きができる点もこのジャズ祭の大きな魅力だ。 その後、去年と同様、山本剛3を聴いた。 相変わらずJazzの楽しさ、美しさ、エロスに溢れていた。 それから大野俊三5を聴いた。 今年から初参加とのことで初めて聴いたが、60年代後半のマイルスバンドやVSOPを彷彿とさせる演奏で、緊張感があって凄くよかった。 そして、最後に板橋文夫3&オーケストラを聴いた。 トリオは去年よりパワーアップしていた。 オーケストラも類家心平のトランペットが入って切れ味が増していた。 去年も聴いた「あぁー!飯館村!」や「がんばんべぇー、負けないで!東北」もよかったが、「何やってんだー!!」と板橋文夫が絶叫しながら歌う「ラブミー・テンダー」は会場から大拍手を浴びた。 Jazzの反骨精神に溢れた大音響と大熱演で、このジャズフェスの大トリは絶対コイツらだな!と思った。 外に出たら、身体がフラフラした。 9時間近くJazzの雨を浴びたのだから当然だった。 かずま
by odyssey-of-iska
| 2012-10-08 21:24
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